2017年7月7日金曜日

ミレニアルズがすべて

ようやく再開したこのブログ。というか日記。

アメリカ市場でのトレンドなマーケティング情報を紹介し、そこから見えてくるアメリカの市場トレンドや、ライフスタイルを分析していきたいと思いますが、アメリカのマーケットを語る上で最も重要な存在といえるのは間違いなく"ミレニアルズ" でしょう。

人口8000万人以上のベビーブーマー世代を超えるアメリカ最大の消費者層。
現在30代~20代前半位の人々のことを指します。
SNSのパワーを信じていて、インターネットからの情報を受信するだけでなく、自分なりにそれらを咀嚼して世界に発信する、そしてそれによって世の中に影響を及ぼしていくことに喜びを感じるミレニアルズの存在は、間違いなく今後20年間のアメリカのマーケットを力強く牽引していくといえます。
マーケティングにおいて全てのストーリーの基本となる、ミレニアルズに向けたマーケティング活動のポイントや特徴を整理してみます。



-  Share / 共有
ミレニアルズは常にSNSで何か「共有」したいと、ネタを探しています。情報としてインターネットを通して共有できること、共有する価値がある内容であることが重要です。
今までにないような革新的で新しいこと
心を揺さぶられる感動的なこと
あっ、と思わず叫んでしまうような驚異的なこと
ワクワクさせるエキサイティングなこと
涙なしではいられない悲しいこと
居ても立っても居られないくらい憤りを感じること
シェアされていくマーケティングコンテンツを作るためにはこういった要素を含む(少なくとも一つ以上。あればあるほど良い)内容である必要性があります。上記の条件を満たすためにはミレニアルズの世代の過去と現在のマーケットの中身を理解し、未来への流れを読むことが大切です。




-  Influencer /  インフルエンサー

SNSの普及によって、個々人が社会に与える影響力が拡大するにつれ、より身近な人、もしくは自分自身の持つ声・パワーの存在を信じるようになってきています。
既存の大手企業や公的機関などの既得特権階級に対する不信感と、それに対抗していく社会的な正義感のようなものさえ (人それぞれの価値基準において、ですが) ミレニアルズの中で芽生えつつあります。
Amazon 購入者は、Give away (ギフト)やクーポンといったリターンが無くても、良いものはお勧めし、悪いものは酷評する。口コミ投稿を行うのが当然だと思っているから、口コミ0、もしくは☆が少ない商品は誰も買わない。
Yelp.com で店員の対応が悪いと☆の数が減り、☆三つ以下だと誰も寄り付かなくなって、一人ひとりの評価によって簡単に店一軒、簡単に潰れてしまう。
私たちは「情報」はただそこに存在しているだけの、ただの「モノ」ではなく、お互いに影響し合って(Infruence)いくものだということ、そしてそれをどう使うべきなのかをよく理解しています。
また、その時代の流れの中で個人のインフルエンサーと呼ばれる人々のマーケットにおけるプレゼンスもどんどん高まっています。ミレニアルズは企業からの直接的で商業的な情報よりも、身近な人ないし、信頼していて影響を受ける人=インフルエンサー からの情報により価値を置きます。
最近「一般の人の反応」を演出したもしくは強調したCMが増えている(Swiffer, Chevrolet など。"Real People"を強調している)ことを見ても、企業は商業的な従来のマーケティング方法を、ミレニアルズ向けに転換せざるを得ない時代になっているといえます。フォロワー数が数十万を超えるカリスマ的インフルエンサー(ブロガーもしくはInstagram での活動をメインとしたインスタグラマー)は、ときに数億の売上に貢献しますが、コラボレーションには数百万円単位の報酬が必要ですし、フォロワーへの忠誠心の高いブロガーは自分のスタイルやコンセプトに合わない企業への「宣伝」には興味がないので、コラボレーション実現のハードルは決して低くありませんが、この社会の動きの中でアメリカの企業は積極的に個人のインフルエンサーをマーケティングに活用しています。
さらにはインフルエンサーはマイクロインフルエンサーという言葉が出てくるくらいに、私たちにとってより身近な存在がインフルエンサーとなっている、むしろ自分自身もインフルエンサーとして誰かの意思決定に影響を与えていることもある、そんな風に相互に影響しつながりあっています。C to C が大きなビジネスを生み、社会を大きく変えていくことができる時代になったのです。




-  Concept  /  コンセプト

周りと同じであることよりも、自分が自分であることを尊重し、それを表現する欲求と力を持っています。
SNSで世界とつながることによって、いろんな生き方や考え方が存在している広い世界を知り、
沢山の情報の中から、自分がどう生きていきたいかを決め、
そしてそれを体現(発信)でき、好む社会や人と繋がるツールがある。
上記の二点にもつながりますが、自分をブランディングし、社会に何かを発信することにミレニアルズの人々は慣れていますし、長けています。元来人間にある、人に受け入れられたい、認められたいというような認知欲をSNSが最大化させているのでしょう。


社会を変えることができると知った人々はアメリカのマーケットでマーケティングを行うには、ミレニアルズ一人一人の持つ情報の発信力を活用することもできますが、それ以前にミレニアルズの琴線に触れるようなコンテンツを創造することが必要になります。
彼らの心を掴むマーケティングとは?

これから一つずつ具体例を交えて、わかりやすく紹介できたらと思います。


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